ランサムウェア「WannaCrypt」に関する影響について(2017/5/22)
JPCERT/CCより、「ランサムウエア "WannaCrypt" に関する注意喚起」がリリースされました。
弊社製品への影響は下記の通りです。
■「WannaCrypt」について
「WannaCrypt」は、「Windows SMB のリモートでコードが実行される脆弱性」(CVE-2017-0145)を悪用したマルウェアであり、感染すると端末のファイルが暗号化され使用できなくなり、復号のために身代金(ランサム)を要求するメッセージが表示されます。「WannaCry」などとも呼ばれます。
脆弱性の詳細はマイクロソフト セキュリティ情報 MS17-010 - 緊急をご確認ください。「WannaCrypt」の詳細については、JPCERT/CCより公開されているランサムウエア "WannaCrypt" に関する注意喚起をご参照ください。
■ サイボウズ製品・サービスへの影響
- クラウドサービス
攻撃対象とされることを避けるため、サービス基盤となるサーバーOS等は非公開ですが、このマルウェアの原因となる脆弱性の影響がないことを確認しております。クラウド上で提供している各サービスは、このマルウェアが悪用する脆弱性はプログラムの脆弱性ではないため、特に対策を講じません。 - パッケージ製品(サイボウズ Office、デヂエ、ガルーン、メールワイズ)
このマルウェアが悪用する脆弱性はプログラムの脆弱性ではないため、特に対策を講じません。
しかし、本脆弱性が内在しているWindowsサーバー上で弊社製品を動作させると影響を受ける可能性がありますので、前述の Microsoft からのアナウンスに記載されている対策を早急に実施いただくことを強く推奨します。
なお、このマルウェアの感染や被害の拡大を防止するため、JPCERT/CCのランサムウエア "WannaCrypt" に関する注意喚起で推奨されている、端末のOSやソフトウェアを最新版にアップデートする等の対策を推奨します。ただし、いずれの対策におきましても、サイボウズ製品での動作検証や性能検証の実施は予定しておりません。
■ 本件に関するお問い合わせ
本件についてご不明な点がございましたら、下記よりお問い合わせください。
▼お問い合わせ
http://cybozu.co.jp/inquiry/index.html